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備忘録やノートの代わりとして

アニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」

 

 

これから書く予定のもの

これから書くのは、アニメ「少女☆歌劇レヴュースタァライト」に関する感想記事である。ただの感想のみならず、所々にある伏線等にも触れていく記事にしたいと思う。
その前に、自分が何故スタァライトにはまったのかを述べておきたい。

 

スタァライトにハマった顛末

少女☆歌劇レヴュースタァライトを初めて見たのは、MBSでの第1話の放送をたまたま見た時だった。少し前から名前は聞いていたが、近頃のアニメに対してどうにも食指が動かなくなっていた私は、自分からわざわざ見ようとはしていなかった。MBSも、たまたまテレビをつけっぱなしにしていたに過ぎない。気づいたら始まったので、「名前も聞いていたし、とりあえず見てみるか」と思って視聴した。放送が終わった時、私はすっかり、このアニメが持つその独特な面白さに魅了されてしまった。
そして感じた、「これは近年まれに見る名作になるかもしれない」と。
このアニメのOP曲である「星のダイアローグ」には次のような歌詞がある

あの頃には戻れない
何も知らなかった日々
胸を刺す衝撃を浴びてしまったから

まさにスタァライトと出会った自分の心情そのものである。
この記事を読んでいる方は、おそらく「スタァライト」を含むワードで検索して、辿り着いたに違いない。スタァライトのアニメに興味を持った方には是非とも舞台も見てほしいし、音楽も聴いてほしい。dアニメストアでアニメは全部見られるし、ANiUTAでは、まだCDが出ていない曲以外は聞くことが出来る(10/2現在)
記事の更新頻度はなるべく高めていきたいと思っている。また、場合によっては順番が前後する可能性がある。

少女☆歌劇 レヴュースタァライトのあらすじ

『舞台少女』
それは未来の舞台女優を目指す、キラめきに溢れた少女たち。
ある日彼女たちの元に1通のメールが届く
「お持ちなさい あなたの望んだその星を」
輝く星を掴むべく、オーディションに集まった9人の舞台少女。
光を求める想いが、執着が、運命が
舞台の上で交錯する。

今、レヴューの幕があがる

少女☆歌劇 レヴュースタァライト公式HPより

この作品はアニメに先行して舞台公演が行われている。随所で「舞台が原作」と言われ、ブシロードの木谷氏も「舞台が原作」という旨の発言をしているが、メガミマガジン10月号ではプロデューサーの武次茜氏が次のように述べている

ちょっと話がそれるのですが、『スタァライト』というプロジェクトとして先に発表されたのはミュージカルですが、「ミュージカルをベースにしてアニメが作られた」というわけではありません。」

確かに、舞台とアニメでは各キャラクターの性格や親密度がかなり異なっている。その点は、興味を持った方がいれば是非とも舞台版の映像を見る事で確かめてほしい。

 

様々な所に散りばめられた、ストーリーを読み解くための鍵

本作では、歌詞の様々なところに、ストーリーの根幹に関わるようなキーワードが含まれている。のみならず、CDジャケットなどにも仕込まれている。例えば、2018年3月発売のCD「スタァライトシアター」のCDジャケット表紙は第100回聖翔祭の台本を持つ九九組の面々である。そして裏表紙は第100回聖翔祭のポスターとなっている。このポスターによれば、第100回聖翔祭における公演の主役は華恋とひかりであり、九九組の9人によるスタァライトとなっている。この他にも色々あるため、是非ともCDジャケットを初めとして、その記述や絵の意味をよく考えてほしい。よって、本記事では歌詞からの引用や他メディアでの設定・台詞なども度々利用していく。

 

「レヴュースタァライト」という名前の意味

レヴューの意味は割と有名だが、ここで確認しておきたい。三省堂のウェブサイトでは次のように説明されていた

演劇でレビューというと、フランス語のレビュー(revue)からきた、歌と踊りに寸劇を加えた華やかなショーのこと。レビュー(revue)は18世紀初めにフランスで発生した演劇様式で、もともとは当時の出来事を風刺した寸劇のことでした。

ちなみに、宝塚歌劇はTakarazuka Revueである。
もう一つ忘れてはいけないのは、英語の「review」もかかっているとも考えられることである。
上記の意味に加えて、是非とも英語の意味も知ってほしい。英英辞典でより正確な言葉の定義を知った上で最終話まで視聴すれば、この名前の意味もおのずと分かるはずである。


さて、これから書く記事において直接的なネタバレになることは避けるが、後の展開で重要な部分は都度扱っていく。もしかすると、気付かないうちに初見の方にとってはネタバレになっている記述もあるかもしれないが、そこは容赦していただきたい。