skmy097

備忘録やノートの代わりとして

アニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」

 

 

これから書く予定のもの

これから書くのは、アニメ「少女☆歌劇レヴュースタァライト」に関する感想記事である。ただの感想のみならず、所々にある伏線等にも触れていく記事にしたいと思う。
その前に、自分が何故スタァライトにはまったのかを述べておきたい。

 

スタァライトにハマった顛末

少女☆歌劇レヴュースタァライトを初めて見たのは、MBSでの第1話の放送をたまたま見た時だった。少し前から名前は聞いていたが、近頃のアニメに対してどうにも食指が動かなくなっていた私は、自分からわざわざ見ようとはしていなかった。MBSも、たまたまテレビをつけっぱなしにしていたに過ぎない。気づいたら始まったので、「名前も聞いていたし、とりあえず見てみるか」と思って視聴した。放送が終わった時、私はすっかり、このアニメが持つその独特な面白さに魅了されてしまった。
そして感じた、「これは近年まれに見る名作になるかもしれない」と。
このアニメのOP曲である「星のダイアローグ」には次のような歌詞がある

あの頃には戻れない
何も知らなかった日々
胸を刺す衝撃を浴びてしまったから

まさにスタァライトと出会った自分の心情そのものである。
この記事を読んでいる方は、おそらく「スタァライト」を含むワードで検索して、辿り着いたに違いない。スタァライトのアニメに興味を持った方には是非とも舞台も見てほしいし、音楽も聴いてほしい。dアニメストアでアニメは全部見られるし、ANiUTAでは、まだCDが出ていない曲以外は聞くことが出来る(10/2現在)
記事の更新頻度はなるべく高めていきたいと思っている。また、場合によっては順番が前後する可能性がある。

少女☆歌劇 レヴュースタァライトのあらすじ

『舞台少女』
それは未来の舞台女優を目指す、キラめきに溢れた少女たち。
ある日彼女たちの元に1通のメールが届く
「お持ちなさい あなたの望んだその星を」
輝く星を掴むべく、オーディションに集まった9人の舞台少女。
光を求める想いが、執着が、運命が
舞台の上で交錯する。

今、レヴューの幕があがる

少女☆歌劇 レヴュースタァライト公式HPより

この作品はアニメに先行して舞台公演が行われている。随所で「舞台が原作」と言われ、ブシロードの木谷氏も「舞台が原作」という旨の発言をしているが、メガミマガジン10月号ではプロデューサーの武次茜氏が次のように述べている

ちょっと話がそれるのですが、『スタァライト』というプロジェクトとして先に発表されたのはミュージカルですが、「ミュージカルをベースにしてアニメが作られた」というわけではありません。」

確かに、舞台とアニメでは各キャラクターの性格や親密度がかなり異なっている。その点は、興味を持った方がいれば是非とも舞台版の映像を見る事で確かめてほしい。

 

様々な所に散りばめられた、ストーリーを読み解くための鍵

本作では、歌詞の様々なところに、ストーリーの根幹に関わるようなキーワードが含まれている。のみならず、CDジャケットなどにも仕込まれている。例えば、2018年3月発売のCD「スタァライトシアター」のCDジャケット表紙は第100回聖翔祭の台本を持つ九九組の面々である。そして裏表紙は第100回聖翔祭のポスターとなっている。このポスターによれば、第100回聖翔祭における公演の主役は華恋とひかりであり、九九組の9人によるスタァライトとなっている。この他にも色々あるため、是非ともCDジャケットを初めとして、その記述や絵の意味をよく考えてほしい。よって、本記事では歌詞からの引用や他メディアでの設定・台詞なども度々利用していく。

 

「レヴュースタァライト」という名前の意味

レヴューの意味は割と有名だが、ここで確認しておきたい。三省堂のウェブサイトでは次のように説明されていた

演劇でレビューというと、フランス語のレビュー(revue)からきた、歌と踊りに寸劇を加えた華やかなショーのこと。レビュー(revue)は18世紀初めにフランスで発生した演劇様式で、もともとは当時の出来事を風刺した寸劇のことでした。

ちなみに、宝塚歌劇はTakarazuka Revueである。
もう一つ忘れてはいけないのは、英語の「review」もかかっているとも考えられることである。
上記の意味に加えて、是非とも英語の意味も知ってほしい。英英辞典でより正確な言葉の定義を知った上で最終話まで視聴すれば、この名前の意味もおのずと分かるはずである。


さて、これから書く記事において直接的なネタバレになることは避けるが、後の展開で重要な部分は都度扱っていく。もしかすると、気付かないうちに初見の方にとってはネタバレになっている記述もあるかもしれないが、そこは容赦していただきたい。

レヴュースタァライト第6話感想:後半

前回はばななの考察記事になってしまったから、今回は感想を・・・書こうと思ったけど、思う事が多すぎて上手く言葉にできない。

ということで、ちょっと気になった所だけ記事に。

 

「あの子、また逃げよった」

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道場から逃げた香子が観光客に囲まれているところ、どうも祇園の花見小路にそっくりである。

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その後、自転車で鴨川沿いに移動していることから、花柳流の道場は祇園にあることが推測できる。
ちなみに、鴨川沿いは桜の木が結構咲いてあって、花見の穴場スポットとして利用している集団を見かける。
さて、劇中での「花柳流」のモデルは花柳流京舞井上流と思われる。

花柳流:日本舞踊の最大流派、本部は東京

京舞井上流:祇園甲部の最大流派、本部は京都

井上流と考えられる理由は二つ、立地と香子・双葉の制服である。

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このように、二人の制服はノートルダム女学院中高のそれと似ている。加えて、同校は京舞井上流家元の出身校でもあるため、モデルであると思われる。
ちなみに、京都の花街の一つである上七軒花柳流らしい。

 

今回はこれで終わり。第7話の記事に備えます、院試も近いので。

 

最後に

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レヴュースタァライト第6話の感想・前半

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

現代語訳:川の流れが速く、岩にせき止められた流れが2つに分かれても最後は1つになるように、今は愛しいあの人と別れていても、いつかまた再会しようと思っている

 

レヴュースタァライト第6話、色んな意味で刺さった。感想を書くと長くなりそうなので、先に考察を書く。舞台版のネタバレも含まれているので、見ていない人は注意。

 

考察

今回の再演、どうしちゃったのかなぁ。初めてのことばっかり。やっぱり、台本通りじゃなくっちゃね。

何と言っても今回の謎は、大場ななの立場。

レヴューでもないのに舞台にいて、意味深な独り言を呟く。レヴューに参加している描写が無いにも関わらず、彼女の順位は3位。加えて、3話での真矢の台詞「舞台の上にスタァは一人。求めて、飢え、渇き、奪い合う」の中で、「奪い合う」に対応していたのは顔が映っていない大場ななだった。

黒幕、あるいは地下劇場でのオーディションの関係者と考えられても仕方ない。

後述するが、協力者という可能性はあるだろう。しかしながら、黒幕・関係者説を唱えるには疑問が残る(関係者=元々関わっていた人物と定義)。それは、彼女が地下劇場のオーディションに対して貢献できることは何かということである。

彼女は戯曲スタァライトの脚本担当に立候補したが、結局は自分の希望通りには出来ていない。脚本・演出担当の二人が関係者で、彼女がその後継なら説明はつくかもしれないが、今のところ、そう考える材料は無い。加えて、スタァライトと地下のオーディションが別である事は今回ではっきりした。舞台でも、各学校持ち回りで開かれているものであることが示唆されていたし、毎年演じるスタァライトとは関係ないことは明らかであろう。それなのに、一人の生徒でしかない彼女は、地下のオーディションに対して何の貢献が出来るのだろうか。

そもそも、黒幕・関係者であるなら、舞台での設定・脚本と非常に乖離してしまう。もはやパラレルワールドの物語になる。ネットで少なからず見受けられる「ばなな=キリン説」も言うに及ばず、やはり、その可能性は無いと言えるだろう。

私は、黒幕や関係者ではなく、彼女はただオーディションに参加していないだけなのではないかと思う。キリンはその理由を知っていて、容認している。最後の「大場なな」という文字が白から黒に変わるのは、彼女の心変わりと表舞台への登場を示唆しているのではないだろうか。

そう考える理由は、彼女の行動原理にある。

 

去年、私たち8人が演じた舞台が、崩れるのかもしれないのよ?私は去年の『スタァライト』を忘れたくない!

私は過去に決別なんてしない。戦い抜いて、また『スタァライト』を

舞台において、ばななは、過去に8人で演じたスタァライトに対して尋常でない執着を見せている。オーバーチュアにおいては、ばななが過去に孤独であったことが示唆されている。
彼女にとってスタァライトとは、あの8人で演じたスタァライトただ一つなのである。そしてそれは、「孤独との離別」という意味も持っていた。故にばななは、去年のスタァライトに固執しているのである。
彼女がメインキャストに参加しないスタァライトはもちろんながら、過去に孤独だったばななにとって、8人の誰かが孤独なことも堪えられない事なのだろう。これは、オーバーチュアで、一人ぼっちになっていた園児の世話をする純那を見たことでクラス委員長の座を譲っていることから推測できる。

以上のことから、彼女の行動原理は「再び孤独にならないこと」であり、それは即ち「8人で演じた去年のスタァライトを今年も演じる」ということであると考えられる。もしかすると、彼女が頻繁に8人それぞれの様子を写真に撮っているのも、記憶という曖昧で変わりやすいものではなく、変化しない写真というもので過去の様子を残したいからなのかもしれない。

さて、この行動原理を基に考えると、脚本に回ったばななの意図は明快である。

それは、転校してきたひかりをメインキャストに入れず、かつ、自分をメインキャストに加えることで、去年のスタァライトを再現することである。
脚本に回れば自分をキャストに選べないのではないかと思われるが、脚本担当でありながら自分をメインキャストに加えることが可能であるのは、今回の選抜一覧にばななが載っていたことからも明らかであろう(そもそも、ばななはクラス上位なので当たり前ではあるが)。

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彼女が持っていたスタァライトの台本は、去年のスタァライトの台本であることに気づいただろうか。
やっぱり、台本通りじゃなくっちゃね。」というのは、「去年のスタァライトと同じじゃなくっちゃね」というのと同義なのではないだろうか。

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次回はばなな回である。個人的には、ばななの過去・行動の意図が明らかになる回なのではないかと思う。彼女の抱える闇を説明するには、1話では足りないのではないだろうか。となると、彼女のレヴュー参加は8話あたりかもしれない。

 

華恋が言ってただろ、舞台少女は日々進化していくって。だから、天堂やクロは主役を張ってるのに努力を止めないんだ。みんなも、もっときらめく自分になるために・・・!

この時、ばななの姿は無い。この理由は2つ考えられる。1つ目は、単にばななが地下のオーディションに参加していない(あるいは、参加していると認識されていない)からである。2つ目は、ばななが「進化を求めていない」からである。考えてみると、トップスタァの座という最も目指すべき、進化の先にあるものを得るためにオーディションに参加するのだから、1つ目の理由は2つ目のそれに帰結する。故に、ばななは「進化を求めていない」と考えられる。
進化は変化を伴う、変化はこの場合、過去との決別とも捉えることが出来るだろう。これは、先に述べたばななの行動原理からも明らかである。彼女は進化を求めていないのだ。

しかし、ばななが進化を拒み、過去の再現に奔走しているのに対し、他の7人は全員、進化を求め、あるいは伴う変化を受け入れてしまったのである。真矢・クロは常に進化を求めている。他の5人はそれぞれ進化、変化した。最も周囲(といっても華恋のみ)の変化を受け入れようとしなかったまひるも、変化を受け入れることで自ら進化した。皮肉なことに、変化を生じさせない、孤独になるまいとするばななの意思に反し、周囲は変化してしまったのだ。
その点で、既に大場ななは"孤独"なのである。

 

さて、ばなながオーディションに参加している描写が無いにも関わらず、順位表には載っており、地下劇場の舞台にも居られるのは何故かについて考えたい。可能性としては3つ考えられる。

1つ目は、描写が無いだけで既にレヴューに参加している可能性である。

2つ目は、ばななが地下劇場でのオーディションの協力者である可能性である。
この場合、もしかするとキリンの介入手段として取って置かれているのかもしれない。舞台においては、9人が舞台監督である走駝主任の指示に反抗し、刺客であるコロス達を倒すことで全員が輝く道を選択するという終わり方だった。つまり、彼女達がオーディションの主であるキリンが求めていない行動に出る可能性がある。キリンは、過去に異常な程の執着を見せ、かつ最上位クラスの実力者であるばななに対し、何らかの見返りを約束することで、自分の指示通りに動くように取引した。こう考えると、確かに9人の中で、トップスタァの座以外を見返りにしても取引を成立させられる可能性が高いのは、ばななである。

3つ目は、ばななが地下劇場でのオーディションの参加を保留している可能性である。
2話で純那とキリンが会話している描写があったこと、香子が双葉のオーディション参加を知らなかったことから、参加者にはキリンが直接、一対一でオーディションの開催目的と報酬の説明があったこと、そして、参加後も話す機会があることが推察できる。その際に、ばななが地下劇場のオーディションに参加する気がない旨を伝え、キリンがそれを容認した上で保留としたのではないだろうか。
ばななの行動原理は先に述べた通りだが、舞台において、華恋の「みんなで輝きたい」という気持ちに対し真っ先に賛同したのはばななである。

私は、みんなと舞台を作りたいの!・・・華恋ちゃんの言う通り、皆と輝きたい!

彼女もまた、「みんなで輝きたい」と思っている。過去への執着も踏まえると、その気持ちは非常に強いものと考えられる。
一方で、キリンが主催するオーディションは、少なくともその開催意図として、誰か一人だけが輝くものである事が示唆されている。これは「みんなで輝きたい」という気持ちとは相反する。加えて、ばなながトップスタァの座を目指していないのだとすれば、やはり参加する理由は無い。ちなみに、同じ思いを抱く華恋がオーディションに参加し続けているのは、華恋が「誰か一人とは限定していない」と解釈していることと、オーディションについてよく知らないことが関係していると思われる。
しかしながら、この場合、6話の最後のシーンが上手く説明できないのも事実である。メタ的に考えれば、キリンの協力者という可能性も低く、あのシーンが視聴者へのミスリードを狙うものであると思われるが、これはあまり作中の描写に基づいたものではない。だが、私はこの可能性を推したいと思う。希望を込めて。

 

いずれにしても、キーワードとなってくるのは「奪う」という言葉である。

トップスタァを目指して、歌って、踊って、奪い合いましょう

奪うとか、簡単に言わないで

舞台の上にスタァは一人。求めて、飢え、渇き、奪い合う

舞台では、一対一のレヴューで勝った者が相手のきらめきを奪うとされていた。アニメにおいてもやはり、「奪う」という言葉は非常に大きな重みを持つようである。そして、作中でその言葉に対応していたのが、先述した通り、ばななである。
「みんなで輝きたい」と思うばななが心変わりし、トップスタァの座を得るため、舞台と同様に、本気でぶつかる事が相手への敬意だと考えるようになれば、遠慮は一切しないだろう。
あるいはもしかすると、8人のスタァライトを、8人のコミュニティを守るためには、地下劇場のオーディションでひかりから煌めきを奪うしかないのだと考えて、オーディションに参加するようになるのかもしれない。

 

以上が、6話を踏まえた考察である。7話が楽しみで仕方がない。この作品は、少なくとも「みんなで仲良く、切磋琢磨しながら同じ目標に向かって競い合う」という考えが根本にあると私は思っている。だからこそ、最後は9人が同じ方向を見て、9人で一緒にトップスタァを目指すようになると信じている。
後半では、とりとめが無くなりそうだが、6話の感想を書きたいと思う。

最後に

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TOEFL iBTのスコア確認・レポート到着日に関するメモ

2018年の4/21にTOEFL iBTを初めて受験した。事前に調べた時にTOEFL iBTのスコアレポートがいつオンラインで確認できるようになるか、スコアレポートがいつ届くかについて最新の情報が得られず、苦労したので、ここにメモとして残しておきたい。

 

4/21:TOEFL iBTを受験

5/2 3:50AM:スコアがオンラインで確認可能になった旨のメールが届く(11日後)

5/30:スコアレポートが到着(39日後)

余談だが、受付開始が9:30 テスト開始が10:00と言われていたので9:55に会場へ行ったら、同意書への同意文の書き写しやボイスサンプルの録音で結構時間がかかった。
加えて、TOEFLは先着順で試験が開始されるため、私がListeningを受けている時に周りの受験者はSpeakingを受けているという、受験環境として最悪の状態だった。そのため、受験の際には以下の事に気を付けたい。

・9:30からの受付開始時にはもう会場についている事。それよりも前に来ておいた方がなお無難
・耳栓の持ち込み可なので、耳栓を持ち込んでおくと良い

 

ここまでレポート到着に時間がかかるとなると、つい先日受けたTOEFLのレポートが大学院受験の出願に間に合うか心配で仕方ない。受験料だって安くないのだし、もっとちゃんとした受験会場の用意をしてほしい。テストレポートも詳細に書いてほしいと思う。

 

追記

5/26 TOEFL iBTを受験

春休み中の目標と計画

明日からインターンで東京行きます。正直、勉強の邪魔だし入れなきゃよかったなって思ってます。就活もするか悩んでる、院試失敗したら元も子もないから。
まあともかく、春休み中の目標と計画を立てます。自分用のメモであり、これは公言することにより実行力を高める、いわばコミットメントのようなものです。

目標

TOEFL iBT 80点

・標準的なDSGEモデルで分析が出来るようになる

・院試に向けた勉強、第一志望の過去問は苦労なく解けるように

計量経済学等の研究にかかわる分野の強化、実証分析が出来る程度に。

・積み本の解消

計画

TOEFL iBT

リーディングしか知らないのですが、受験英語みたいだったので受験勉強と同じやり方します。
単語:速読英単語の必修編を10×7。終わったら、上級編と速読英熟語をやります。
読解:透視図
リスニング:グランドツアーでお勉強
ライティング・スピーキング:基本例文100を暗記

・DSGE

加藤本をもう1周しつつ、先生からもらったKU院のテキストを1日1/3章ずつ。数学的な基礎のため、高木解析と斎藤線形、経済数学のテキストをやりたい。終わったら国際マクロのテキストを復習して、論文等を読んで研究に備える。Acemogluの第5章から1日1/3か1/2ずつ進める。

 

・院試対策

マクロは念のためにソローモデルの復習。二神動学マクロを1日1章やって、ローマ―復習。あとは斎藤マクロを読む。
ミクロはミク力を1日1章復習しつつ、奥野ミクロの問題集を解く。過去の傾向から以前IOの試験で出てきたような問題が出てくるようなので、IOの教材や練習問題を引っ張り出して復習する。全て終わったら林ミクロ。

 

計量経済学

Stock and Watsonを取り返す・・・はともかくとして、復習として統計学入門と山本計量をやって、あとはSWをやる。

 

・積み本の解消

1日1冊、1章以上を必ず空き時間に読み進めることにする。確か5冊くらい積んであるので、頑張るしかない。論理的思考力系は今度の選考までに終わらせたいので、インターン行ってる間に2冊は読み終えておきたい。

 

以上を3月終了までに終わらせます。4月からはKU院に行って授業を受けることになっているので、その時までには「院でマクロの勉強したいです!」と胸を張って言えるレベルになりたいです。向こうは、そこらの院生より学部3年生の方が出来ているらしく、本当に頑張らないといけません。いよいよ、好きに寝て、好きに遊んで、好きにアニメを見る生活も終わりなのかもしれない・・・今まで休んできた分、頑張ります。

 

経済政策の話

争点になりやすい経済政策について自分が思うところをここで書きたいと思います。本当はサークルの会報誌の記事にでもしようかなと思ったのですが、そういう事書いてもなーと思って書きませんでした。Twitterで書いても、「なんだこいつ・・・」って思われそうですし。こう思われるのが嫌で、あんまり真面目な話(?)はTwitterでしないようにしてるんですよね。

 

さて、ここで述べることは以下の通り

  1. 日本経済の現状
  2. 税について
  3. 金融政策について

ここでまず、経済における「名目値」と「実質値」について説明する。経済学部生は理解していて当たり前のことだが、「名目値」とは集計あるいは推計したそのままの値であり、「実質値」とは名目値から物価変動の影響を除いた値である。簡単な例を以下に示す。

昨年の所得が3万円であり、この年のCDの価格が1枚1000円だったとする。この時、CDは30枚購入することができる。

今年になり所得が6万円になったとする。この場合、所得は名目値で200%増加したことになる。一方で、物価も200%上昇し、CDの価格が1枚2000円になったとすると、購入できるCDの枚数は30枚で昨年と変わりない。

ここで所得の実質値を計算してみる。物価変動の影響を取り除く方法として、昨年のCDの価格を今年の所得で買えるCDの枚数で計算してみると、1000×30=30000となり、実質値の所得は3万円となる。

このように、名目値で所得が上昇していても、物価も同率で上昇していれば得られる財・サービスの量には変化がない。このように物価変動の影響を取り除くことで、実際の変化をより正確にみることができる。

 

1.日本経済の現状

ここでは代表的なものとして、GDP完全失業率、業況判断指数、景気動向指数、物価指数の動きを見る。

 1.GDP

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内閣府のウェブサイトより国民経済計算のデータを取り、2003年から2016年にかけての実質・名目GDP成長率のグラフを作成した。

まず、世界金融危機が起こっていた2008~2009年は大きくマイナスになっている。翌2010年にはプラス転換しているが、2011年に発生した東日本大震災の影響により、大きく落ち込んでいる。その後は2014年の消費税増税によって実質GDPが落ち込んだものの、翌年からは上昇している。

なお、2010年の実質成長率が3%を超えているが、世界金融危機による大きな落ち込みの反動と、物価が下落傾向にあったことが相まって、このような成長率になっていることに留意したい。

グラフからは、世界金融危機以降、GDP成長率は以前の水準に戻りつつあることが読み取れる。

 2.完全失業率

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完全失業率は、2008年に大きく上昇したのち、2010年からは継続して下降している。2017年8月の完全失業率(季節調整値)は2.8%であり、下降トレンドは継続しているようである。日銀が行っている全国企業短期経済観測調査における雇用人員判断DI(全産業)を見ると、大企業から中小企業まで、全ての企業においてマイナスとなっている。

ここで労働力人口の推移を見ると、2006年から2016年にかけて、およそ6600万人前後で推移している一方、年齢別の労働力人口を見ると、65歳以上が増加傾向にあるのに対し、15~24歳は減少傾向にある。15~24歳の労働力人口比率は上昇しており、そもそもこの年齢層の人口自体が減少していると考えるのが妥当である。これは、少子高齢化の進行からも明らかなことである。

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以上のことから、日本経済における労働供給不足が完全失業率の低下をもたらしていると考えるのが妥当である。

 3.業況判断指数

日銀の時系列統計データ検索サイトで2006年から2016年までの業況判断指数のグラフを作成した。

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青(実線)が大企業製造業、赤(実線)が大企業非製造業、緑(点線)が中小企業製造業、オレンジ(点線)が中小企業非製造業である。

2013年以降、大きく上昇しており、中小企業製造業以外はプラスの値をとっている。2013年からの金融政策によって円安・株高になったことを考えると、これらの政策の影響によるものと考えるのが妥当ではないかと考えるが、一方で同時期には米国経済が回復しており、一概に政策効果とは言い難い。

 4.物価指数

以下に、「平成28年(2016年)平均消費者物価指数の動向」に掲載されている消費者物価指数のグラフを示す。

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2014年の大きな上昇は消費税増税の影響によるものである。そこで、日銀による消費税調整済みのグラフを以下に示す。

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現行の金融政策においては「2%の物価上昇」を目標に掲げていたが、物価上昇率は1%以下であり、現時点で達成されているとは言えない。賃金と物価は同時に動くことが多いことを考えると、賃金があまり上昇しないという感覚は正しいように思われる。ただし、実質賃金が下がっている件については、先に述べた労働力人口の変化を考慮する必要がある。なぜなら、労働供給不足に直面しているために、女性(主婦層)や高齢者の雇用者数が増えているが、このような人々はアルバイト・パートといった最低賃金近くの賃金で働く人が多い。したがって、実質賃金を押し下げる要因になる。

一方で、労働供給不足に直面しているのになぜ賃金が上がらないのかという疑問もある。これは日本に限らず、アメリカも直面している問題で、失業率がかなり低い水準であるのに賃金上昇率が上がらない現状がある。これについては現在進行形で研究が進められているが、個人的には労働市場が硬直的(日本の場合は転職市場が未整備)であるために、賃金が上昇する機会である転職が進まず、失業率が低い水準であるにも関わらず、賃金が上昇しないのではないかと考える。

 

以上、日本経済の現状について簡単に述べた。より詳細な分析が望ましいが、それはいずれ気が向いたら行いたいと思う。

次は税について述べる。特にも「所得税法人税増税」と「消費税の増税」について考えたい。

Lenovo E460の注文と納品までの記録

3/31にLenovo E460をカスタムオーダーしました。
以下、構成です。

  • CPU:Core i3-6100U 
  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • ディスプレイ:14.0型フルHD液晶
  • メモリ:8GB DDR3L (1スロット使用)
  • グラフィックス:インテル HD グラフィックス 520
  • キーボード:日本語キーボード
  • 指紋センサー:指紋センサーあり
  • HDD: SSD 192GB
  • ワイヤレス:IEEE 802.11ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠)2x2 + Bluetooth 4.1(4/10追記 Qualcomm製のパーツでした)
CPUはi5にしませんでした。自分の用途ではオーバースペックな感じがしましたので...
ディスプレイはフルHDのものに変えました。先々のことを考えたらHDの方がいいのかもしれませんが。
高速化のためにメモリは8GBにして、HDDもSSDに換装しています。
その他、指紋センサーを付け、ワイヤレスアダプターはデュアルバンドのものにしました。無線LAN関係は初期装備のものだと心もとないので、アップグレードするのがいいと思います。インテル Dual Band Wireless-AC 8260(2×2)と選択できますが、どちらでも大差ないと思います。あったら悲しいですが...(4/10 構成表にてメーカー追記)
換装していないCPUの性能に関しては少し不安なので、そのあたりは後にまた記事を書こうと思います。
少しでも、E460の購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。



さて、ネットで調べてみると、納品まで1ヵ月ほどかかったという報告が散見されました。これもまた、参考になれば嬉しいのですが、この記事で到着までの記録をつけたいと思います。 日本では新生活が始まる時期なのでノートパソコンの受注が増えてそうではあるのですが、なるべく早めに来て欲しいと思うばかりです。

3月31日
  1. 16:21 注文(納期は4月14日との表示)
  2. 16:23 注文確認メールを受信
  3. 16:27 注文番号確認のメールを受信
4月1日
  1. 現地時間の4:00に生産指示済との表示
4月2日~7日
        進捗なし。

4月8日

        生産状況について問い合わせのメールを送ったところ、数時間後に生産指示済の日付が4/1から4/7に変更されました。詳細は追記にて。

4月9~10日

         進捗なし

4月11日

          未だに出荷予定日すら表示されず、送った問い合わせメールへの返事も来ず...いよいよ、キャンセルが現実味を帯びてきました。詳細は追記で述べます。

4月12日

          出荷予定日、配達予定日が表示されました。

出荷予定日は4/13、配達予定日は4/20です。

4月13日

          進捗なし...

4月14日

          夜に商品出荷のメールが届きました

4月15日

          国内に到着したとの表示が出ました。納品予定日も表示され、4/19に到着とのこと。ここまで来れば、あとは予定通りでしょう。


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4月19日

予定通り到着。


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感想

今回は約3週間で納品されました。納品までの長さもさることながら、その間の対応も国内メーカーと比較すればとてもお粗末なものとしか言いようがありません。Lenovoで注文するのなら、このレベルのサービスである事、納品までこれだけ時間がかかるということを心に留めておいた方がいいと思います。



4/7 追記

本当に僕が注文したもの作ってるんですかね?ってくらい音沙汰無くて辛いです。カスタムオーダーなので当然かもしれませんが。真偽のほどは分かりませんが、指紋センサーをオプションでつけると到着が遅くなるのでは?という話を少しだけ耳にしました。

到着まで、もうしばらくかかるようです。

4/8 追記
出荷予定日すら更新されないので、生産状況がどうなっているのか教えて欲しいと問い合わせのメールを送ったところ、メールの返事は来ていないのですがしれっと生産指示済の時間が変わってました。

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4/1に生産指示済となっていたのですが、先ほど確認したところ...

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4/7に変わっています。

うーん、中華w!

 4/11 追記
Lenovoのホームページより引用
CTO製品(お客様がシステム構成を変更・選択のうえ注文されたもの)については、お客様のご都合によるご注文後のキャンセルはできません。但し、ご決済日より14日以内に出荷されなかった場合はこの限りではなく、お客様の都合によるキャンセルが可能となります。(出荷日は、出荷時点で「注文ステータス」に表示されます。)

僕の決済日は3/31ですので、キャンセルが可能になるのは4/14です。この時までに何らかの進捗がなければ、キャンセルもありかなと今の時点では考えています。

4/13追記

ようやく出荷予定日が表示されました。3/31に注文し、4/1に生産指示済となったはずが4/12まで出荷予定日すら表示されませんでした。問い合わせのメールを送った数時間後にはしれっと生産指示済の日付が変わったものの、問い合わせに対する返事は4/13日現在、来ていません。